会木康二の作品・画題:「土管の迷路」・絵寸:1000×803mm( F40号）・キャンバスへのジクレー版画（超高密度デジタル出力）・木枠加工・限定10枚のみの生産（残り9枚）都会の片隅、ビルの谷間、地下の駐車場などで時々見たことはないだろうか。なぜこうなったのか、どういういきさつで、誰の指揮のもとで…このような土管が配置されてしまったのか。理解に苦しみながらも、不思議と目が離せなくなり、独特の心地よさに包まれていき、気づくと何時間もそこにいて土管のうねりをたどっていた。あの土管の中には何が流れているのだろうか。液体なのか？気体なのか？もし私があの土管の中に迷い込んだら…どうなってしまうのか。出口に行くには、ここを右へ、そして確か次を左、いや上だったかな、ちょっと待てよ、やっぱり右だったかな。こうして無限の迷路に飲み込まれていく。ついには何のために迷いながら苦しんでいるのかすら忘れ、ただひたすら何十年も右往左往するのである。これこそ人が人として悩み続ける生きざまなのだろうか。とにかくは「かんがえすぎ」からひと休みして、久しぶりに空の色を思い出してほしい。そんな願いを込めた作品である。ジクレー専門業者による受注生産品につき、ご注文後、お届けまで2～3週間ほど頂戴します。予めご了承くださいませ。★本人直筆サイン・シリアル番号入りの保証書つき